ひとり立ちする土偶(愛称:縄文くらら)
ひとり立ちする土偶(愛称:縄文くらら)
ひとりだちするどぐう(あいしょう:じょうもんくらら)高さ32㎝、縄文時代後期前半のものとされるこの土偶は、平成10年の発掘調査で黒色土の中から頭部・胴部・腰部・左脚・右脚の5つに割れた状態で出土しましたが、その後、欠けた部分がなく復元されました。
土偶の上半身と下半身を上下逆転して置き、その上から縄文時代後期前半の深鉢形土器3個体が出土しました。
この土器は附(つけたり)指定されています。
胴部を逆三角形につくる東北地方特有の板状土偶の形態をとり、これに短いながら前後に張り出した脚先を付した大型の立像土偶で、縄文時代後期における東北地方を代表する土偶として、造形的な特徴を良く示しています。
(土偶の出土した有戸鳥井平4遺跡は、野辺地町市街地から東北方4.5㎞のむつ湾に面した標高30mの海岸段丘上にあります。)
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愛称が決定しました!
募集していました、国指定重要文化財「土偶(通称:板状立脚土偶)」の愛称につきまして、全国から266点のご応募をいただきました。
先般開催しました「土偶愛称選考会」で厳正な選考を行った結果、愛称が決定しましたのでお知らせいたします。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。<愛称決定チラシはこちら>
【愛称】
縄文 くらら
【命名者】
福島県いわき市 堀 卓 さん
【愛称の趣旨、意味】
「縄文時代」の「縄文」に、可愛らしいイメージのある「くらら」という名前をプラス。
片仮名の「クララ」は、イタリアの聖女の名前でもあり、名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」の「クララが立った」のフレーズでも有名。
また、岩手出土の「縄文ぼいん」も若干意識。